中小企業は日本経済の根幹を担う重要な存在です。そんな中小企業をサポートし伴走していくお手伝いをしております。
株式会社Gunshiの代表取締役の吉野智成です。今回はブログ第一弾ということで、弊社のお客様の中心である中小企業にとって大事なことについてお話をします。
儲かっているのにお金が手元にない⁈
私は長年、税理士事務所で勤務をしてきました。その時の社長の言葉で印象に残っている言葉があります。「儲かっているんだけど、なんだかお金がないんだよね。」です。
この言葉の意味はわかる人にはわかる状況かと思います。
つまり、会社の経営者のほとんどが、実際の手元現金には目がいかず、いわゆる損益計算書の売上高や営業利益などに目がいってしまっているからです。
もちろん、損益計算書の売上高や営業利益などは重要なものですが、こと実際の経営の場面において大事なものは「実際のお金の流れ」です。
税理士の先生が出してくれる試算表、いわゆる貸借対照表・損益計算書は「税務会計」というもので処理されています。
簡単に言うと、正しい納税をしてもらうための会計処理になります。
かたや、会社の実際の現場でダイレクトに企業経営に即した会計があります。
それは「管理会計」です。
どちらの会計処理が正しい、間違いではなく、企業はどちらも重視して活用すべき会計手続きになります。
税理士の先生の1番の役割は「税務会計」を正しく行い、きちんとした納税を会社にしていただくことです。
「管理会計」は、会社内部で行い、日々のスピード感のある経営に役立てていくというのが本来の姿です。
ただし、多くの中小企業はこれができていないのが実情です。なぜならば、税務会計さえしっかりと管理ができていれば、納税を誤ることもなく会社に不利益が生じないからです。
管理会計は極端な言い方をすると、しなくてもいい会計。
しかし、管理会計には多くのメリットも存在します。
会社のお金の流れが一目瞭然
会社の資金調達の必要性のタイミングが明確になる(機会損失を防げる)
資金調達の際の金融機関等に提出する書類作成がスムーズになる
コスト削減ができる
会社内部の評価の公平さが保てる
などなど
メリットは非常にあります。
これを機会に「管理会計」で会社のお金の「見える化」をしませんか?
本日は、管理会計のさわり部分についての記事でした。
次回以降に詳細な管理会計に関する内容を書かせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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